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    日本教育史を通史として叙述する試みは、文部省『日本教育史略』を嚆矢とし、その後佐藤誠実編『日本教育史』が明治期を代表する教育史の述作となる。これらが主に歴史学者の手になる教育史叙述であったのに対し、大正期に入ると教育学者による教育史の研究が深められるようになる。吉田熊次『本邦教育史概説』および高橋俊乗『日本教育史』などがその代表的述作である。高橋には『日本教育文化史』という著書もあるが、こちらは1978年に講談社学術文庫(全3巻)として復刻されている。その他、戦前の教育史書としては海後宗臣『日本教育小史』がよく知られているが、これも1978年に講談社学術文庫として復刻されている。


    戦後出版された通史には、唐沢富太郎『日本教育史』や尾形裕康『日本教育通史』などがある。また石川謙には膨大な教育史研究の業績が残されているが、『日本学校史の研究』は古代から幕末にいたる学校史の諸相を、研究史を踏まえながら描述した労作である。その後近年に至るまで通史叙述は複数の研究者による分担執筆の形で行われる傾向にある。上記にも紹介したが『講座日本教育史』全5巻は、現在においても日本教育史研究の今日的水準を示す叢書として一読を薦めておく。


    石川謙『日本学校史の研究』小学館、1960年。


    尾形裕康『日本教育通史』早稲田大学出版部、1960年。


    海後宗臣『日本教育小史』日本放送出版協会、1940年(同復刻版、講談社学術文庫、1978年)。


    唐沢富太郎『日本教育史』誠文堂新光社、1953年。


    『講座日本教育史』全5巻、第一法規、1984年。


    佐藤誠実編『日本教育史』上下2巻、文部省、1890——91年、修訂版1903年(仲新、酒井豊校訂/佐藤誠実編『日本教育史』平凡社、1973年)。


    高橋俊乗『日本教育史』教育研究会、1923年。


    高橋俊乗『日本教育文化史』同文書院、1933年(同復刻版全3巻、講談社学術文庫、1978年)。


    田中克佳『教育史』慶應義塾大学出版会(慶應義塾大学通信教育テキスト)、1982年。


    田中克佳ほか『教育史』川島書店、1987年。


    古川哲史編『日本道徳教育史』有信堂、1972年。


    文部省『日本教育史略』、1877年(『明治文化全集』第10巻、教育篇、日本評論社、1928年、所収)。


    吉田熊次『本邦教育史概説』目黒書店、1922年。

 

责任编辑:玲儿

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