大規模なリコールが相次いだトヨタ自動車の株主総会が24日、愛知県豊田市で開かれ、豊田章男社長は、リコール問題を陳謝するとともに再発防止への取り組みに理解を求めました。
トヨタ自動車の株主総会は愛知県豊田市の本社で開かれ、去年より140人余り少ない3220人の株主が出席しました。総会の冒頭で豊田社長は、アメリカなどで大規模なリコールが相次いだことについて、「品質安全についてご心配をおかけし、おわびします」と述べ、陳謝しました。そのうえで、信頼回復に向けてこれまで以上に顧客の安全を第一に考えた車づくりを進めるとともに、再発防止に努めていることを説明し、理解を求めました。また、業績が2年ぶりに黒字になったことについて、豊田社長は「今年度をトヨタの再出発の年と考えて新たな成長戦略にかじを切りたい。規模の拡大のみを追求するのではなく、顧客や社会が求めるよりよい車づくりを進めて持続的な成長を図りたい」と述べました。株主からは、リコール問題の経緯や再発防止策などの質問が相次ぎましたが、総会は会社側の提案をすべて承認し、ほぼ例年どおり2時間余りで終了しました。
责任编辑:王焕