上場企業に年1億円以上の報酬を得る役員の開示が義務づけられたのを受けて、証券最大手の「野村ホールディングス」は、25日の株主総会で、渡部賢一社長の昨年度の報酬が2億9900万円に上ったことを明らかにしました。
「野村ホールディングス」の株主総会は25日、都内で開かれ、渡部社長は、事前に提出された株主の質問で役員報酬に関する内容が多かったことなどから、みずからを含む3人の取締役の報酬について説明しました。この中で渡部社長は、株式の売却益を得る権利であるストックオプションを含め、みずからの報酬が2億9900万円に上るなど、3人の取締役の報酬がいずれも1億円以上であることを公表しました。これについて会社側は、グローバルな事業を展開する企業として必要な人材を確保するためと説明し、株主の理解を求めました。出席した株主は「株価が低迷しているのに報酬の水準が高すぎるのではないか」とか、「海外の企業と比べると決して高い報酬額とは言えないのではないか」と話していました。
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