企業の設備投資の先行きを示す主な機械メーカーのことし4月の受注額は、非製造業を中心に受注が伸びたことから、2か月連続で増加し、内閣府は「持ち直しの動きがみられる」という判断を示しました。
内閣府が9日発表した機械受注統計によりますと、ことし4月に主な機械メーカーが国内の企業から受注した金額は、変動の大きい船舶と電力を除いて7619億円で、前の月に比べて4%増え、2か月連続で増加しました。これは、運輸業や情報サービス業など非製造業からの受注が伸びたことに加えて、石油製品製造業や電気機械製造業などからの受注も好調だったことが主な要因です。これを受けて内閣府は、機械受注の基調判断をこれまでの「下げ止まっている」から「持ち直しの動きがみられる」と上向きに改めました。内閣府では「受注額の水準自体は引き続き低迷しているが、景気の持ち直しの傾向が企業の設備投資の意欲に波及してきており、4月から6月までの見通しも増加が見込まれる」としています。
责任编辑:王焕