中国電力の島根原子力発電所で、500件以上の点検漏れが見つかっている問題で、発電所のある松江市の市長が1日、国に対し、中国電力が近くまとめる原因や再発防止策を厳しくチェックするよう求めました。
この問題は、中国電力の島根原子力発電所で、ことし3月、一部の機器で点検漏れが見つかったもので、その後の調べで点検漏れは、1号機と2号機あわせて506件に上ることが明らかになっています。中国電力は近く、原因と再発防止策をまとめ国や地元の自治体に報告する予定で、これを前に、1日、松江市の松浦正敬市長が経済産業省の原子力安全・保安院を訪れ、寺坂信昭院長に、報告内容を厳しくチェックすることや、再発防止策が確実に行われるよう監視、監督すること、それに、国の対応を住民にわかりやすく説明するよう求めました。これに対し寺坂院長は「原子力安全の信頼を損ねる話で、たいへん遺憾に思っている。きょうの要請も踏まえて厳正に対応していきたい」と話しました。
责任编辑:王焕