沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、鳩山総理大臣が、さきの全国知事会議で、沖縄の負担軽減を図るために訓練などを分散移転したいとして受け入れに協力を求めたことについて、福岡県の麻生知事は、まずは政府が移転を検討する訓練の内容や移転先はどのような場所がふさわしいのかを明確にすべきだという考えを示しました。
全国知事会の会長を務める福岡県の麻生知事は31日の記者会見で、27日に行われた全国知事会議について、「鳩山総理大臣は、受け入れに協力する人は手をあげてほしいと言っていたが、冗談ではない。政府がまずアメリカ側と話し合って、どのような訓練が移転可能なのかをよく確認したうえで、実際に考えられる移転先はどういう条件の場所なのか明確にするべきだ」と述べ、この問題で地方に協力を求めたいのであれば、まず政府が移転を検討する訓練の内容や移転先はどのような場所がふさわしいのかを、明確にすべきだという考えを示しました。そのうえで、麻生知事は「まずは大阪府に示すのが筋だ。大阪府は積極的に受け入れたいと言っていたし、鳩山総理大臣も非常にありがたいと言っていた」と述べました。
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