企業の生産活動を示す4月の鉱工業生産指数は、アジアや北米向けの半導体や液晶パネルの製造装置の生産が伸びたことから、前の月を1.3%上回り、2か月連続の上昇となりました。
経済産業省が発表した4月の鉱工業生産は、平成17年を100とした指数で96と、前の月を1.3%上回り、2か月連続の上昇となりました。これは、中国などアジアや北米向けを中心に半導体や液晶パネルの製造装置の生産が好調だったことや、太陽光パネルの枠に使われるアルミニウム製品の生産が伸びたことが主な要因です。主な製造業の今後の予測については、今月が0.4%、来月は0.3%のプラスと、伸びが鈍化すると見込まれています。経済産業省は「企業の生産活動は引き続き持ち直しの動きが続いているものの、先行きについてはヨーロッパ発の信用不安による為替相場の動きなどに注意する必要がある」と話しています。
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