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    那覇市では２８日夜、日米共同声明に抗議する集会が開かれ、参加者は、合意の破棄や県内への移設を断念することを日米両政府に訴えました。

    那覇市の沖縄県庁前の広場で行われた集会には、アメリカ軍普天間基地の県内移設に反対してきた県内の労働組合や市民グループ、それに各政党の関係者などおよそ１５００人が集まりました。小雨が降るなか、参加した人たちは「鳩山総理大臣が沖縄の声を無視してアメリカのオバマ大統領と名護市辺野古への移設で合意したことは、沖縄に対する侮辱だ。日米両政府の決定を覆そう」と訴えました。そして、「日米共同声明は、県外や国外への移設を求める県民の意向が無視され、頭越しに決定されたもので無効だ」として、日米両政府に対して▽合意を破棄することや、▽普天間基地の県内への移設を断念するよう求める宣言を採択しました。このあと参加者は、那覇市中心部の国際通りを「日米合意を許すな」などと訴えながら、およそ１キロにわたってデモ行進しました。

責任編輯：李昂