赤松農林水産大臣は、長崎県の諫早湾干拓事業の排水門を開ける開門調査をめぐって、今月31日に長崎を訪れ、地元の意向を聞く方向で調整してきましたが、国会日程の都合で長崎への訪問は中止されることになりました。
赤松農林水産大臣は、28日の閣議後の記者会見で、口てい疫の問題で30日に宮崎県を訪問したあと、翌日の31日に長崎を訪れて諫早湾干拓事業の排水門を開けた調査に反対している中村知事や諫早市長らと会談する方向で調整していることを明らかにしました。しかし、その後、農林水産省は、この長崎訪問は国会日程の関係で調整がつかず、中止になったとしています。一方、宮崎県への訪問は予定どおり行うということです。諫早湾干拓事業の開門調査をめぐっては、先月、与党3党の検討委員会が地元の理解を前提に中長期の開門調査を実施することが適当だとする検討結果をまとめています。赤松農林水産大臣は、検討委員会の結論を尊重してこの夏の参議院選挙前に最終的な判断をするとしており、国会日程などを見ながら、長崎を訪問するかどうか、あらためて検討することにしています。
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