アメリカのコンピューターメーカー「アップル」が手がける、電子書籍などに対応した新しい多機能端末「iPad」が、28日、日本でも発売され、各地の店舗には買い求める人たちの長い列ができました。
「iPad」は28日午前8時に販売が始まり、東京・中央区にあるアップルの直営店ではおよそ1200人が列を作りました。27日の夕方から並んでいたという19歳の男性は「画面が大きいので、動画やゲームが楽しみやすいと思う。一刻も早く触って遊びたい」と話していました。また、30代の女性は「パソコンよりも軽いので女性用のかばんでも持ち運びやすそうだし、メールの処理に便利そうだ」と話していました。販売開始と同時に並んでいた人たちは次々と店に入り、端末を買い求めていました。この新しい端末は、大きさがA4版のノートほどで、画面に直接触って操作するタッチパネルを採用しており、インターネットを通じて電子書籍をはじめ、ゲーム、動画などさまざまなコンテンツを取り込んで楽しむことができます。アメリカでは、発売から1か月足らずで販売台数が100万台を超える人気を集め、アップルは日本を含めた世界各国で、携帯電話とパソコンの間を埋める新しい分野の製品として需要の伸びを見込んでいます。日本では出版社やゲームメーカーなどがコンテンツの配信に乗り出しており、こうした市場の拡大につながるかどうかも注目されています。
责任编辑:魏旭