経営再建中の「日本航空」は、リストラの一環として、「銀座日航ホテル」など国内外で58のホテルを運営する子会社を日本を代表するホテルチェーン「ホテルオークラ」に売却する方向で最終的な調整に入りました。
日本航空は、ことし1月に会社更生法の適用を受け、公的資金を活用しながら抜本的な経営の見直しを進めています。関係者によりますと、日本航空は、子会社の「JALホテルズ」を、ホテルオークラに売却する方向で最終的な調整に入りました。JALホテルズは、みずから建物や土地を保有するのではなく、ホテルに「日航」や「JAL」のブランド名を使い、そのホテルの運営を行っています。東京・銀座の1等地にある銀座日航ホテルや東京・台場の「ホテル日航東京」など大都市部をはじめ、地方や海外も含めてあわせて58のホテルの運営に当たっています。一方、ホテルオークラは、日本有数の高級ホテルチェーンで知られ、28日午前の取締役会で買収の方針を決めました。買収したあとはJALホテルズの運営を一手に引き受け、一部の高級ホテルで日航ブランドをホテルオークラのブランドに変えることも、今後、協議することにしています。日本航空は、ことし8月末に予定している裁判所に対する更生計画の提出に向け、今回のJALホテルズの売却をはじめ、路線や子会社の統廃合や従業員の削減など、リストラ策の具体化を急ぐことにしています。
责任编辑:魏旭