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大手の国際金融グループ、ＨＳＢＣは、中国に赴任するビジネスマンや旅行客らを対象に、日本に居ながら中国国内に通貨・人民元の口座を開設できる新しいサービスを始めることになりました。

このサービスは、香港上海銀行などを傘下に持つ国際金融グループのＨＳＢＣが、１０００万円以上の預金を持つ日本の個人客を対象に、中国国内に人民元の口座を開設できるようにするもので、２７日からサービスを始めます。中国の通貨・人民元は、国外への持ち出しや外貨に両替できる金額が規制されていますが、このサービスを利用すると、日本国内にあるＨＳＢＣの７つの支店などを通じ、現金で円などを預ければ、現地の支店に人民元での預金ができます。高い経済成長が続く中国との間では、日本企業の進出が進むなど、一段と関係が深まっているため、ＨＳＢＣは中国に赴任するビジネスマンや旅行客らが現地で現金を引き出したり、個人投資家が人民元で資産を運用したりするといった利用を見込んでいます。ＨＳＢＣによりますと、こうしたサービスを日本で行う金融機関は初めてだということです。サービスの担当者は「中国の存在感が強まるなかで、ニーズは高いと考えている」と話しています。

责任编辑：魏旭