鳩山総理大臣が辞意を表明したことを受けて、民主党は、代表選挙を4日に告示し、その日のうちに両院議員総会を開いて新しい代表を選ぶことを決め、党内では代表選挙に向けた各グループの動きも活発化しています。
民主党は、鳩山総理大臣が両院議員総会で辞意を表明したことを受けて、役員会を開きました。この中で、小沢幹事長から、鳩山総理大臣の辞任に伴って幹事長を辞任することが報告されました。これを受けて、役員会は、小沢氏を含め、すべての役員が辞任することを決めました。このあと、民主党は常任幹事会を開き、鳩山総理大臣の後継を決める代表選挙を4日に告示し、その日のうちに両院議員総会を開いて新しい代表を選ぶことを決めました。このあと、民主党の平田参議院国会対策委員長は記者会見で、「去年の衆議院選挙で、国民は、自民党にはないクリーンな政治の実現を願って民主党に政権を託したと思う。それが実現できる人を新しい代表に選ばなければいけない」と述べました。こうしたなかで、党内の各グループでは代表選挙に向けた動きも出始めています。このうち、菅副総理兼財務大臣に近い議員グループは、午後、幹部が集まり対応を協議しました。この中では、出席者から、鳩山総理大臣の後任には菅副総理が望ましいという意見が出され、今後も緊密に連絡を取り合っていくことを決めました。また、小沢幹事長に近い議員グループも会合を開きました。このあと、松木国会対策副委員長は記者団に対し、「一致結束してやっていくことを確認した」と述べました。そのうえで、松木氏は「個人的には、複数の候補が出て代表選挙をしたほうがいいと思う」と述べました。さらに、玄葉元選挙対策委員長はみずからが主催する勉強会であいさつし、「鳩山総理大臣の意思を受けて、清新な内閣や党執行部を作れる人になってもらわなければならない」と述べました。一方、輿石参議院議員会長は横路衆議院議長に一連の経緯を報告したほか、野田財務副大臣もみずからに近い議員と会合を開いており、民主党内の各グループの動きが活発化しています。
责任编辑:王焕