去年8月、全国で最初の裁判員裁判として開かれた殺人事件の裁判で、最高裁判所は、「刑が重すぎて不当だ」と主張していた被告の上告を退け、懲役15年の判決が確定することになりました。
この裁判は、全国で最初の裁判員裁判として去年8月に東京地方裁判所で開かれたもので、近くに住む66歳の女性を殺害したとして、藤井勝吉被告(73)が殺人の罪に問われました。
1審の懲役15年の判決に対して、被告が「市民が参加したことで過去の同じような事件より刑が重くなった」と主張して控訴しましたが、プロの裁判官だけで審理した2審は、「裁判員が参加して言い渡した1審の判決は妥当だ」として、控訴を退けていました。
これについて、最高裁判所第2小法廷の古田佑紀裁判長は、1日までに被告の上告を退ける決定をし、懲役15年の判決が確定することになりました。
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