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    鳩山総理大臣は、アメリカ軍普天間基地の移設問題の政府方針を閣議決定したことを受けて、記者会見し、「沖縄県民の理解を得られず、社民党の福島党首を罷免せざるをえない事態に立ち至った。こうした状況のもとで、閣議決定に至ったことはまことに申し訳ない」と陳謝したうえで、「今後もこの問題の全面的な解決に、命がけで取り組んでいく」と述べました。

 

    この中で、鳩山総理大臣は、閣議決定した政府方針に関連して、「現時点でも、最も大切な沖縄県民の理解を得られるには至っていない。また、連立のパートナーである社民党の福島党首にも理解をいただけず、罷免せざるをえない事態に立ち至った。こうした状況のもとで、閣議決定に至ったことは、まことに申し訳ない思いでいっぱいだ」と述べました。さらに、鳩山総理大臣は「検討を重ねる過程で、沖縄県民の皆さんや、徳之島の住民の方に、多大なご心配や不安をあおる結果になり、おわび申し上げる」と陳謝しました。そのうえで、鳩山総理大臣は「きょう決定した政府案がなければ、基地周辺の住民の危険性の除去や、沖縄県民の負担の軽減のさらなる前進はかなわないと確信している。この一歩を出発点に、今後も基地問題に取り組み続けることが、みずからの使命だ。また、これまで申し上げてた、地元、アメリカ、連立与党の3者の理解が得られるよう今後も全力を尽くす」と述べ、負担軽減などの取り組みを続け、理解を得たいという考えを示しました。そして、鳩山総理大臣は「本日、私は厳しい決断をした。今後も、この問題の全面的な解決に向けて、命がけで取り組んでいく」と述べました。また、鳩山総理大臣は、普天間基地の移設のめどについて、「沖縄県民や名護市民の理解を深めていくことに誠心誠意、心を尽くしていきたい。現行案の移設期限である西暦2014年までに、できるかぎり完了できるようなスケジュール観を持って進めていきたい」と述べました。さらに、鳩山総理大臣は「沖縄の負担軽減のためには、全国の皆さんの理解と協力が何よりも大切だ。沖縄の痛みをわが身のことと考えて協力していただきたい」と述べました。また、鳩山総理大臣は、福島大臣を罷免した理由について、「根本的な部分で基地問題に対する考え方の違いがあった。今回、日米が名護市辺野古で合意した以上、政権の責任において守らなければならないことは言うまでもなく、どのような文書でも署名がなされないのであれば、罷免せざるをえないという状況になった」と述べました。そのうえで、鳩山総理大臣は、社民党との関係について、「福島大臣には『できれば連立の中で、これからもご協力を願いたい』と伝えた。福島氏からは、『連立を維持するのは、そう簡単ではないかもしれない』という話があったが、私としては連立を維持していきたい。社民党が望むのであれば、新たな閣僚が閣内に入ってもらうことも、当然、視野にあるが、それは、社民党自身が議論して決めることだ」と述べました。そして、鳩山総理大臣は「参議院選挙では、普天間基地の問題が大きなテーマになることはまちがいないと思っており、しっかりと戦っていかなければならない。民主党や連立与党の考え方に国民が理解を深めてもらうよう最善を尽くすしかない。そのことによって、責任を果たしていきたい」と述べました。一方、鳩山総理大臣は「わたしは50年、100年かかっても、国の平和は自分たちで守れるようにしなければならないと思っており、自衛隊も含め、今から考えていく必要がある。さらに日本の安全保障をトータルで考えていくなかで、憲法を変える必要があるのか、このままでいいのかは議論されなければならない」と述べました。また、鳩山総理大臣は、これまでの政権運営について、「政治主導を掲げ、普天間に限らず、さまざまなテーマで努力してきたが、必ずしも十分機能してこなかった部分があると思うし、政治家が『全部自分たちがやる』という発想で、片意地を張りすぎてしまい、優秀な官僚の知識や知恵を十分使わずに行動してきたきらいがあるかもしれない」と述べました。

 

責任編輯:李昂