民主党の渡部元衆議院副議長は東京都内で記者団に対し、鳩山総理大臣は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題への対応などをめぐって国民の信頼を失っているとして、辞任するのが望ましいという考えを示しました。
この中で渡部元衆議院副議長は、アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐる政府の対応に関連して、「世論調査では、8割以上の人が『鳩山総理大臣のことは信頼できない』と言っている。鳩山総理大臣が歴史に残るような判断をしてくれることを神様に祈るような気持ちで願っている」と述べ、鳩山総理大臣は国民の信頼を失っており、辞任するのが望ましいという考えを示しました。一方、渡部氏は、社民党の福島党首が28日に閣僚を罷免されたことに関連して、「福島氏は、閣僚が内閣の方針と異なる行動を行うときには事前に辞表を出すという政治のイロハのルールを無視したのであり、罷免は正しい判断だ。ただ、社民党とは普天間基地の問題だけで連立政権を組んだわけではなく、格差の是正など、今後もいっしょにやっていけるならやっていきたい」と述べました。
責任編輯:李昂