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ニューヨーク株式市場はこの日、スペイン国債の格付けが引き下げられたことをきっかけに国債を大量に保有する金融機関の経営に対する懸念が高まり、平均株価の終値は１２０ドル余り値下がりしました。

２８日のニューヨーク株式市場は、大手格付け会社「フィッチ」がスペイン国債の格付けを最上位の「トリプルＡ」から「ダブルＡプラス」に１段階引き下げたことをきっかけに、こうした国債を大量に保有する金融機関の経営に対する懸念が高まり、売り注文が増えました。スペインの国債をめぐっては先月、別の格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」がすでに１段階格付けを引き下げており、財政問題に対する懸念が市場で高まる形となりました。平均株価の終値は前日に比べて１２２ドル３６セント値下がりして、１万１３６ドル６３セントでした。市場関係者は「週明けの月曜日が祝日となっているので、前日、大幅に値上がりした株式を売って、利益を確定したいという投資家も多かった」と話しています。

责任编辑：魏旭