菅副総理兼財務大臣は28日の閣議のあとの記者会見で、来週、韓国のプサンで開かれるG20=20か国の財務相・中央銀行総裁会議では、ギリシャの財政危機に端を発した信用不安への対応策が議論の中心になるという見通しを示しました。
今回のG20は来月4日から韓国のプサンで開かれ、日本からは菅副総理兼財務大臣と日銀の白川総裁が出席します。28日の閣議のあとの記者会見で、菅大臣は、G20の議題について「ギリシャの財政危機に端を発した問題は、輸出に影響を与えるという形でほかの国にも波及するおそれがあり、ヨーロッパの問題も1つの大きな課題になる」と述べ、ヨーロッパ発の信用不安が各国に与える影響や、その対応策が議論の中心になるという見通しを示しました。そのうえで、「金融規制や為替の問題も、国によっては注目している」と述べ、会議では、ヨーロッパの単一通貨ユーロが値下がりしている現状や、信用不安の拡大に対応するためドイツやEU=ヨーロッパ連合が新たな金融規制を打ち出していることから、金融規制の進め方や市場への影響についても話し合われるという見方を示しました。
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