家畜の伝染病の口てい疫の問題で宮崎県えびの市では、今月14日以降、10日間、口てい疫の新たな発生がないことから、24日からウイルスが残っていないことを確認する検査が始まりました。検査で、感染した跡が確認されなければ、家畜の移動制限が来月4日に解除されます。
宮崎県西部のえびの市では、口てい疫に感染、または感染の疑いが4件見つかりましたが、今月14日以降の10日間は見つかっていません。このため農林水産省や宮崎県などは、法律に基づいて、えびの市を中心とした地域に口てい疫のウイルスが残っていないことを確認する検査を始めました。24日は、午前8時半に獣医師や市の職員などおよそ50人が検査に使う器具などを車に積み込んだあと、14のグループに分かれて畜産農家を回りました。検査では、感染が見つかった農家から3キロ以内にある、およそ160か所の農家などを対象に、飼育している家畜から血液を採取して感染した形跡がないか調べます。24日から3日間で、1か所当たり最大で30頭のサンプルを採取するということです。またこの検査のあと、半径10キロ以内にある農家を対象に、獣医師が家畜に口てい疫の症状が出ていないかどうかを見てまわることになっています。検査で感染した形跡が確認されなければ、来月4日に家畜の移動制限が解除されます。えびの市の78歳の畜産農家は「子牛が生まれるので一日も早く移動制限を解除して市場を再開してほしい」と話していました。
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