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アメリカのオバマ大統領はドイツのメルケル首相と電話で会談し、ギリシャの財政危機をきっかけにした金融市場の混乱が広がるなか、ヨーロッパ各国との協調を強めるようあらためて促したものとみられます。

ホワイトハウスは２２日、オバマ大統領がドイツのメルケル首相と電話で会談したと発表しました。この中でオバマ大統領は、ヨーロッパ各国とＩＭＦ＝国際通貨基金が打ち出した金融安定化策の関連法案がドイツ議会で承認されたことを歓迎しました。そのうえで、来月カナダで開かれるＧ２０＝先進国と新興国の２０か国による金融サミットに向けて、各国が金融規制について協調することの重要性をあらためて確認したということです。金融市場では、先週ドイツが国債の空売りを禁止するなどの金融規制に単独で踏み切ったことから、単一通貨ユーロの加盟国の連携が取れていないとの受け止めが広がり、日本やアメリカでも株価が大幅に下落しました。このため、オバマ大統領は、金融規制をめぐり、ドイツがユーロ加盟国やＧ２０関係国との協調を強め、一致した対応をとるよう促したものとみられます。

责任编辑：魏旭