18日、大分県中津市の沖合で漁船が転覆して親子2人が行方不明になった事故で、19日午前、現場から5キロほどの海上で32歳の息子が救助されました。意識はあるということです。
18日午後8時半ごろ、大分県漁業協同組合中津支店所属の小型漁船「あゆみ丸」(0.8トン)が、大分県中津市の沖合およそ4キロの海上で転覆しているのが見つかりました。この漁船に乗っていた中津市小祝の角静子さん(57)と、次男の秀幸さん(32)の2人の行方がわからなくなり、海上保安部や地元の漁船が捜索していました。その結果、19日午前10時前に海上保安部のヘリコプターが、船が見つかった現場から北西におよそ5キロ離れた海上で秀幸さんを発見し、救助しました。大分海上保安部によりますと、秀幸さんは意識があり、大きなけがはないということです。秀幸さんは「明るくなるまで母親といっしょに漂流していたが、その後、姿が見えなくなった」と話しているということで、海上保安部は静子さんの捜索を続けるとともに、事故当時の状況を調べています。
責任編輯:李昂