鳩山総理大臣は19日、中曽根元総理大臣ら日本、中国、韓国の有識者で作る会議のメンバーと会談し、日中韓3か国の間で、関税を撤廃するFTA=自由貿易協定の締結に向けて共同研究を加速させたいという考えを示しました。
鳩山総理大臣は、日本、中国、韓国3か国の総理大臣経験者などの有識者で作る会議が先月、奈良市で開かれたことを受けて、19日に総理大臣官邸で日本側メンバーの中曽根元総理大臣らと会談しました。この中で中曽根元総理大臣は、日中韓3か国の間で関税を撤廃するFTA=自由貿易協定の早期締結や、環境対策と経済成長の両立に向けた技術協力それに文化交流をいっそう進めるために、3か国で共同で使われている漢字から500字を選んで教育することなどを提言しました。これに対し、鳩山総理大臣は「今月29日から2日間、韓国で開かれる日中韓3か国の首脳会議では、提言を踏まえて、いろいろと発言したい」としたうえで、「日中韓のFTA締結に向けた共同研究は加速していかなければならない」と述べました。また、鳩山総理大臣は「環境協力は日本の得意分野であり、うまくやらなければならない」と述べたほか、3か国が共同で漢字を選び学ぶことについても、「提案は興味深い」と述べました。
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